Jリーグは複数のカテゴリーに分かれており、リーグ終盤になると、昇格降格争いが注目されます。特にJ1への昇格争いとJ2への降格争いは、リーグ終盤になると激しさを増してきます。
なぜこれほどまでに激しくなるのかというと、J1とJ2とでは環境がまったく異なるからです。
まず、クラブの収入源に違いがあり、当然J1の方が観客動員数が多くグッズの売上も高いです。
つまり、収益に大きく差が出るのでクラブとしてもなるべくJ1に在籍しておきたいという事です。
選手からしてもJ1とJ2とでは年棒が違います。収益が多いJ1クラブの方が選手に多くの給料を支払う事が可能です。
活躍すればそれだけ年棒は高くなります。
しかし、J2クラブは収益が少ない分、選手に高額の給料を支払う事が難しくなります。いくらJ2で活躍してもJ1にクラブが昇格しなければ年棒がなかなかアップしないです。このように、クラブ側と選手側どちらにとってもJ1でプレーするという事は大きな意味を持っています。
以上のような理由で毎年昇格降格争いは激しくなり、サポーターからは注目される事が多いです。また、J1の方が海外からも注目されるので、海外移籍を現実的にするためにはJ1でプレーしたいという選手も多く、自分のクラブがJ2に昇格しないように必死になります。