シュート

FIFAワールドカップ欧州予選

サッカーにおいては、オリンピックよりもFIFAワールドカップサッカーが重視されます。

FIFAワールドカップに出場するには、予選を通過する必要があります。欧州には強豪国が多いですから、予選はいつも激戦になります。予選は、複雑な方式でおこなわれます。

2018年には、欧州では52チームが参加する予定でした。52か国と言いたいところですが、必ずしも1つの国から1チームが出ているわけではありません。イギリスでは、イングランドとスコットランド、ウェールズおよび北アイルランドという4つの地域から、それぞれ1チームが出場します。そのため、52の国と地域、という言い方になります。イギリスが1国1チームでないため、そうした表現となります。

52チームは、9組に分けられ、それぞれの組でホームとアウェーの2順総当たり戦をおこなう予定でしたが、52チームでの組合わせ抽選が終わったのち、新たに2チームがFIFA加盟を果たしたことにより、欧州予選に加わることになりました。54チームを9組に分けることになったため、どの組も6チームとなっています。各組で1位となったチームが、ワールドカップの本大会に出場確定となり、2位のチームにも、その後の成績次第で出場のチャンスが与えられます。

サッカー選手

FIFAワールドカップ 欧州代表が優勝した開催地

サッカーの世界一を決める大会であるFIFAワールドカップは、2014年のブラジル大会で20回目の開催を迎えましたが、過去20大会において優勝しているのは欧州の代表か南米の代表だけです。そのなかでも、欧州の代表はヨーロッパ開催のワールドカップでなければ優勝できないというジンクスが長く続いていました。

これまで、南米各国の代表はヨーロッパ開催のワールドカップで優勝することができず、欧州各国の代表はヨーロッパ以外の開催地では優勝できないというジンクスがありました。しかし、南米各国の代表はメキシコやアメリカ、日本が開催地になった大会で優勝してきたという実績があります。そして、2010年の南アフリカ大会でスペインが優勝したことでこのジンクスが破られることになりましたが、まだ欧州の代表が南米の地で優勝をするという経験は無かったのです。

しかし、2014年のブラジル大会でドイツ代表が優勝したことでこのジンクスは完全に崩れることになりました。特に、サッカー王国として知られるブラジルにおいてドイツ代表がブラジル代表を6点差で破ったということは衝撃的で、ヨーロッパ以外の開催地では南米が有利だと言われることはなくなったのです。