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W杯最終予選を通過して欧州サッカーを感じる

日本でトップクラスの実力のある選手は多くが欧州のクラブチームに所属してプレーをし、欧州のサッカースタイルを肌で感じています。しかし、オファーがくるまでの実力が無い選手であっても、欧州のチームと直接対戦する機会を得られる方法があります。その方法の一つが、FIFAワールドカップのアジア最終予選を通過する方法です。

ワールドカップのアジア予選はAFC(アジアサッカー連盟)に加盟している国のうち、FIFA(国際サッカー連盟)のメンバーにもなっている46の国が参加して行なわれます。予選は、1次から4次までに分かれており、このうち最終予選と呼ばれているのは3次予選のことです。参加国はFIFAランキングに基づいて1次予選から参加するか、2次予選から出場するかに分けられます。日本のようにアジア地域の中でもFIFAランキングが高い国は、みな2次予選からの参加となっています。

2次予選では40チームが8つのグループに分かれて、ホームアンドアウェー方式採用による2回総当たり戦を戦い、各組の1位と、2位のうち成績上位4チームが3次予選にすすみます。そして、3次予選では12チームを2組にわけて、2次予選と同様の形式で試合を行い、各組上位2チームが本大会への出場権を獲得します。日本代表は近年、アジア地域の中では実力上位のグループに定着してはいますが、2次予選は比較的楽に勝ち上がる一方で、最終予選ではほぼ毎大会苦戦を強いられており、大変な思いをして勝ち上がって本大会で欧州のチームと対戦する機会を得ています。